データベース ER図
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読者の情報処理試験合格(シスアドから高度まで)を目指しています。
作者は、アプリケーションの開発を行なっているエンジニアです。
情報処理試験の知識(理論)を、日々の業務(実践)にどう生かしていくか、その辺りの事を意識
して、発行していきます。

データベース ER図とは


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        ★★ 『情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)』 ★★
                           2004/02/08 第13号
        知識の習得は、本当に楽しいものです。
        それぞれの目標に向かって、一歩ずつ踏出して行きましょう。
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        まぐまぐ:662 めろんぱん:87 メル天:45 カプライト:61
        E-Magazine:42 Macky!:16 melma:16      総発部数:929
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       ▽ http://jstudy.fc2web.com/keyman2.html
     
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       『初級システムアドミニストレータ 午前平成14年秋問35』
     
      ある中学校において生徒がどのクラスに所属しているかを表す E-R 図として,
     適切なものはどれか。ここで,1 1 は 1 対 1 を, 1 * は 1 対多を,* * は
                    ̄ ̄         ̄ ̄        ̄ ̄
     多対多を表す。
     
     
      ア
       ┌───┐1  所属  1┌───┐
       │生徒 ├──────┤クラス│
       └───┘      └───┘
     
      イ
       ┌───┐1  所属  *┌───┐
       │生徒 ├──────┤クラス│
       └───┘      └───┘
     
      ウ
       ┌───┐*  所属  1┌───┐
       │生徒 ├──────┤クラス│
       └───┘      └───┘
     
      エ
       ┌───┐*  所属  *┌───┐
       │生徒 ├──────┤クラス│
       └───┘      └───┘
     
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     メールマガジンがずれて見える方は、
      http://www.mag2.com/faq/mua.htm を参考にしてください。
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合格を勝取るにはコレ!! 絶対に読んでおくべきです。

▽ http://www.mag2.com/m/0000120201.htm



     『解説』
     
       今回の問題は、前回に引き続き、ER図についての問題です。
       どちらかというと、今回の方が易しいですね。
     
       ER図のEはエンティティ、Rはリレーションシップの頭文字です。
     
       エンティティはテーブル自身になります。
       エンティティ「クラス」は、クラステーブルのことです。
       エンティティ「生徒」は、生徒テーブルのことです。
     
       リレーションシップはテーブル間の関係を表しています。
       前回の問題(http://jstudy.fc2web.com/old_merumaga/20040201.html)
       では、リレーションシップを「矢印」で表記していました。
       今回の問題では、「線とその上の数字(1又は*)」で表記されていますね。
     
       見た目の図が違うと、戸惑ってしまうかもしれません。
       表記の方法は異なりますが、記述されている意味については同じです。
     
       それでは、問題を見ていきましょう。
       今回の問題の解くコツは、問題文の「中学校において生徒がどのクラスに
       所属しているかを表す E-R 図」というところです。
     
       中学校の学級の構成を思い出してみます。
       中学校の生徒は「1年1組」や「1年A組」のように、1つのクラスに
       所属するという構成になっています。
     
       つまり、一人の生徒は1つのクラスに所属している。
           1つのクラスは複数の生徒で構成されている。
     
       これを、ER図に表記するだけです。
       すると
     
          ┌───┐*  所属  1┌───┐
          │生徒 ├──────┤クラス│
          └───┘      └───┘
     
       となることがわかると思います。
       生徒エンティティからクラスエンティティは1つたどれます。
       クラスエンティティから生徒エンティティは複数(*)たどれます。
       よって、この図の「ウ」が正解となりますね。
     
     
       あと、せっかくER図まで作成したので、テーブル構造も設計しておきましょう。
       (ここより下の内容は、基本情報より上位の試験内容です。)
     
     
       生徒は、一人ずつ、学生番号で一意に識別できる事が想像できます。
       その他に、名前や性別などがあれば良いでしょうか。
     
       次に、クラスは(年、組)で一意に識別しましょう。
       その他に、担任教師名があれば良いでしょうか。
     
       今までの条件では次のテーブルが設計できます。
     
       生徒(学生番号、名前、性別) 主キー:学生番号
       クラス(年、組、担任教師名) 主キー:(年、組)
     
       でもこれでは、リレーションシップがありませんね。
       一人の生徒は1つのクラスに所属している。
       1つのクラスは複数の生徒で構成されている
       というリレーションシップのことです。
     
       二つのエンティティを関連付けるために、外部キーを追加します。
       「多」を表すエンティティに「1」を表すエンティティの主キー
       を外部キーとして追加します。
     
       すると
       生徒(学生番号、名前、性別、年、組) 主キー:学生番号
                          外部キー:(年、組)
     
       クラス(年、組、担任教師名)     主キー:(年、組)
     
       となります。
       これで、上記のER図の内容を、テーブルで表す事が出来ました。
     



合格を勝取るにはコレ!! 絶対に読んでおくべきです。

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     『編集後記』
     
       実は、この欄を埋めるのが、マガジン発行で一番苦労しています。(汗)
       30分程で問題の解説を作成して、ここで下手すると、1時間近く考え
       込んでしまいます。
       何か、お題でもあればなぁ。。。
     
     
     『お願い』
     
       ぜひ、情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)を、今回受験を考えて
       いる方などに、御紹介してあげてください。
       このメールマガジン自身も、千里の道を一歩ずつ、着実に歩んでいきます。
     
      「情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)」
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       『 情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から) 』
       作者  :メガフラ(megafriday@yahoo.co.jp)
       HP  :http://jstudy.fc2web.com/
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