データベース 正規化
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読者の情報処理試験合格(シスアドから高度まで)を目指しています。
作者は、アプリケーションの開発を行なっているエンジニアです。
情報処理試験の知識(理論)を、日々の業務(実践)にどう生かしていくか、その辺りの事を意識
して、発行していきます。

データベース 正規化とは


                                           
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        ★★ 『情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)』 ★★
                           2004/05/23 第22号
        知識の習得は、本当に楽しいものです。
        それぞれの目標に向かって、一歩ずつ踏出して行きましょう。
     
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        まぐまぐ:756 めろんぱん:95 メル天:61 カプライト:72
        E-Magazine:70 Macky!:26 melma:18      総発部数:1098
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       本日は、テクニカルエンジニア(データベース)の問題ですが、基本的な
       問題なので、基本情報以上では、出題されてもおかしく無いでしょう。
       難しくても、じっくりと考え、理解していきしょう。
     
       『テクニカルエンジニア(データベース) 午前平成16年問23』
     
      第2正規形であるが、第3正規形でない表はどれか。ここで,講義名に対して
      担当教員は一意に決まり,所属コードに対して勤務地は一意に決まるものとす
      る。また,{ }は繰返し項目を表し,下線部のデータ項目は主キーを表す。
     
      ア ┌──────┬──────┬──────┬─────────┐
        │ 学生番号 │  講義名  │ 担当教員 │    成績   │
        │  ̄ ̄ ̄ ̄ │  ̄ ̄ ̄ ̄  │      │         │
        ┝━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━━━━┥
        │2122    │経済学   │山田教授  │優        │
        └──────┴──────┴──────┴─────────┘
     
      イ ┌──────┬──────┬──────┬─────────┐
        │ 社員番号 │  氏名  │  住所  │   電話番号  │
        │  ̄ ̄ ̄ ̄ │      │      │         │
        ┝━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━━━━┥
        │71235    │山田 太郎 │東京都港区 │03-1234-5678      │
        └──────┴──────┴──────┴─────────┘
     
      ウ ┌──────┬──────┬──────┬─────────┐
        │ 社員番号 │  社員名  │ 所属コード │    勤務地   │
        │  ̄ ̄ ̄ ̄ │      │      │         │
        ┝━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━━━━┥
        │15547    │小林 明  │75T       │東京       │
        └──────┴──────┴──────┴─────────┘
     
      エ ┌──────┬──────┬──────┬─────────┐
        │ 社員番号 │  身長  │  体重  │    趣味   │
        │  ̄ ̄ ̄ ̄ │      │      │         │
        ┝━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━━━━┥
        │71234    │     170│     62│ {テニス,ゴルフ} │
        └──────┴──────┴──────┴─────────┘
     
     
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合格を勝取るにはコレ!! 絶対に読んでおくべきです。

▽ http://www.mag2.com/m/0000120201.htm



     『解説』
     
      今回は、正規化についての問題ですね。
      正規化について、まとめておきます。
     
      1.第一正規形である条件は、「繰り返し項目が存在せず、領域が単純」です。
      2.第二正規形である条件は、「部分関数従属の排除」です。
      3.第三正規形である条件は、「推移関数従属の排除」です。
      
      これらは包括的な関係にあります。
      第三正規形ということは、第二正規形と第一正規形を満たしています。
      第二正規形ということは、第一正規形を満たしています。
      
      これは、第一正規形から第二、第三という具合に1つずつ正規化を進める
      ためですね。
     
     
      それでは、選択肢をみていきましょう。
     
     > ア ┌──────┬──────┬──────┬─────────┐
     >   │ 学生番号 │  講義名  │ 担当教員 │    成績   │
     >   │  ̄ ̄ ̄ ̄ │  ̄ ̄ ̄ ̄  │      │         │
     >   ┝━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━━━━┥
     >   │2122    │経済学   │山田教授  │優        │
     >   └──────┴──────┴──────┴─────────┘
     
      このテーブルの主キーは、下線で示されている{学生番号、講義名}ですね。
     
      そして問題文より「講義名に対して、担当教員は一意に決まり」とあります。
      つまり、講義名が決まると担当教員が決まります。 講義名 → 担当教員
     
      ということは、主キーの{学生番号、講義名}の一部分である講義名に、担当
      教員が関数従属しているという部分関数従属が存在していることがわかりま
      した。
     
      先程の「2.第二正規形である条件は、「部分関数従属の排除」です。」を
      満たしていませんね。 排除出来ていないから。
     
      つまり、このテーブルは、第一正規形ですね。
     
     
     
     > イ ┌──────┬──────┬──────┬─────────┐
     >   │ 社員番号 │  氏名  │  住所  │   電話番号  │
     >   │  ̄ ̄ ̄ ̄ │      │      │         │
     >   ┝━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━━━━┥
     >   │71235    │山田 太郎 │東京都港区 │03-1234-5678      │
     >   └──────┴──────┴──────┴─────────┘
     
      このテーブルの主キーは、下線で示されている{社員番号}ですね。
     
      氏名は、  社員番号が決まると一意に決まりますね。 社員番号 → 氏名
      住所は、  社員番号が決まると一意に決まりますね。 社員番号 → 住所
      電話番号は、社員番号が決まると一意に決まりますね。 社員番号 → 電話番号
     
      このテーブルは、主キー{社員番号}に対して、いかなる部分関数従属、推移関数
      従属も存在せず、スーパーキー以外の関数従属も存在しません。
     
      つまり、このテーブルは、少なくともボイスコッド正規形を満たしています。
      ちなみに、今の説明は、テクニカルエンジニア(データベース)用です。
     
      それ以外の科目では、スーパーキーは出題されないと思います。
      このテーブルは、主キー{社員番号}に対して、いかなる部分関数従属、推移関数
      従属も存在しません。
     
      なので、「第三正規形を満たす」で、合格レベルでしょう。
     
     
      ちなみに、兄弟が同じ住所に住んでいる場合
     
      社員番号   氏名    住所
       001    鈴木一郎  東京都港区
       002    鈴木二郎  東京都港区
     
      このようなインスタンスの場合でも、社員番号が決まれば、住所は一意に決まり
      ます。
     
      ところが、
     
      社員番号   氏名    住所
       001    鈴木一郎  東京都港区
       001    鈴木一郎  東京都江東区
     
      このようなインスタンスでは、社員番号が決まれば、住所は一意に決まりませんね。
      もちろん、一意制約違反で、テーブルに登録する事も出来ません。
     
     
     
     > ウ ┌──────┬──────┬──────┬─────────┐
     >   │ 社員番号 │  社員名  │ 所属コード │    勤務地   │
     >   │  ̄ ̄ ̄ ̄ │      │      │         │
     >   ┝━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━━━━┥
     >   │15547    │小林 明  │75T       │東京       │
     >   └──────┴──────┴──────┴─────────┘
     
      このテーブルの主キーは、下線で示されている{社員番号}ですね。
     
      そして問題文より「所属コードに対して、勤務地は一意に決まる」とあります。
      つまり、所属コードが決まると勤務地が決まります。 所属コード → 勤務地
     
      ということは、主キーの{社員番号}に対して社員番号 → 所属コード → 勤務地
      という推移関数従属が存在していることがわかりました。
     
      先程の「3.第三正規形である条件は、「推移関数従属の排除」です。」を
      満たしていませんね。 排除出来ていないから。
     
      つまり、このテーブルは、第二正規形ですね。
      よってこれが正解となります。
     
     
     
     > エ ┌──────┬──────┬──────┬─────────┐
     >   │ 社員番号 │  身長  │  体重  │    趣味   │
     >   │  ̄ ̄ ̄ ̄ │      │      │         │
     >   ┝━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━━━━┥
     >   │71234    │     170│     62│ {テニス,ゴルフ} │
     >   └──────┴──────┴──────┴─────────┘
     
      このテーブルの主キーは、下線で示されている{社員番号}ですね。
     
      そして問題文より「{ }は繰返し項目を表し」とあります。
     
      ということは、
      先程の「1.第一正規形である条件は、「繰り返し項目が存在せず、領域が
      単純」」を満たしていませんね。
     
      つまり、このテーブルは、非正規形ですね。
     



合格を勝取るにはコレ!! 絶対に読んでおくべきです。

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      「編集後記」
     
      最近、『 情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)』内に新しい
      コンテンツを作成しました。  良かったら、見てみて下さい。
      題名は「理想の仕事とは。。。」です。(笑)
     
     
      理想の仕事とは。。。
      作者が、なぜ資格試験の取得に時間を費やすかというと
      日々の業務だけでは得る事の出来ない、体系的な知識作りをするためです。
      そして、それは毎日の仕事を効率良く終わらせ、エンジニアの理想とする
      「定時退社」を実現することに繋がります。
     
      とかく、残業を強いられるこの業界で、SEとして長く仕事を続けるには、
     「定時退社」をすることが、最も重要な事なのではないかと考えています。
     
      エンジニアとしての価値を高め、仕事でも理想とする形を実現する。
      それには、業界全体の様子を的確に捉え、自分の理想をハッキリと持つ事が
      重要です。
      自分の年収、会社の規模、社長の理想、フリーとしての立場など。
      自分の人生です。何も遠慮せずに、高らかに理想を掲げ、目指してください。
      業界全体の様子を得る事が出来る、幾つかの就職情報を紹介します。  
     
      「理想の仕事とは。。。」
       http://jstudy.fc2web.com/work.html
     
     
     『お願い』
       無料メールマガジン同士の相互紹介を募集しております。
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       今回、受験を考えている方などに、情報処理試験のお勉強
       (千里の道も一歩から)を、御紹介してあげてください。
       このメールマガジン自身も、千里の道を一歩ずつ、着実に
       歩んでいきます。
     
      「情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)」
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       『 情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から) 』
       作者  :メガフラ(megafriday@yahoo.co.jp)
       HP  :http://jstudy.fc2web.com/
       発行周期:週間
     
      以下のスタンドより、発行させて頂いています。
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