読者の情報処理試験合格(シスアドから高度まで)を目指しています。 作者は、アプリケーションの開発を行なっているエンジニアです。 情報処理試験の知識(理論)を、日々の業務(実践)にどう生かしていくか、その辺りの事を意識 して、発行していきます。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★★ 『情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)』 ★★ 2004/11/15 第34号 知識の習得は、本当に楽しいものです。 それぞれの目標に向かって、一歩ずつ踏出して行きましょう。 ---------------------------------------------------------------------- まぐまぐ:959 めろんぱん:114 メル天:80 カプライト:84 E-Magazine:91 Macky!:27 melma:41 総発部数:1396 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 秋期にネットワークに関する出題がある科目を受験しようと考えている方。 テクニカルエンジニア(ネットワーク)、情報セキュアド、ソフ開、基本情報、 上級・初級シスアド、アプリケーションエンジニアを受験しようかと考えている 方は、まちがいなく、申込みしておいた方が良いですよ。 試験範囲の技術習得の手助けになります。 ・「5分でわかる最新キーワード解説」 ・「ネットワーク早わかり講座」 ・「運用コストを減らすワザ50」 ・「すご腕アナリスト市場予測」 今すぐ、無料登録をして、試験対策の準備が出来る環境を、作っておくことを お薦めしています。 実力の習得は、日頃の努力です。 貪欲に知識の習得をしましょう。 ▽ http://jstudy.fc2web.com/keyman2.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回の問題は、テクニカルエンジニア(データベース)からの出題ですが ソフトウェア開発、基本情報、シスアドでも十分出題される内容です。 『テクニカルエンジニア(データベース) 午前平成15年問29』 業務ルールが次のように与えられている。これに基づきデータモデルを作成し た。正しいデータモデルはどれか。ここで, 1 * は,1 対多のカーディナリティ  ̄ ̄ を表す。 [業務ルール] この会社は語学教材を販売している。教材は教科書,辞書など,多品種にわた る。営業員は複数の担当地域が定められており,担当地域の顧客から受注を得る。 一つの地域を複数の営業員が担当する。 ア ┌───┐* 1┌───┐1 │営業員├───┤ 地域 ├───┐* └─┬─┘ └───┘ ┌─┴──┐ │1 │担当地域│ │* └─┬──┘ ┌─┴─┐* 1┌───┐1 *│ │ 受注 ├───┤ 顧客 ├───┘ └─┬─┘ └───┘ │1 │* ┌───┐1 *┌─┴──┐ │ 教材 ├──┤受注明細│ └───┘ └────┘ イ ┌───┐* 1┌───┐1 │顧客 ├───┤営業員├───┐* └─┬─┘ └───┘ ┌─┴──┐ │1 │ 地域 │ │* └─┬──┘ ┌─┴─┐* 1 ┌────┐1 *│ │ 受注 ├───┤担当地域├──┘ └─┬─┘ └────┘ │1 │* ┌───┐1 *┌─┴──┐ │ 教材 ├──┤受注明細│ └───┘ └────┘ ウ ┌───┐* 1┌───┐1 │顧客 ├───┤ 地域 ├───┐* └─┬─┘ └───┘ ┌─┴──┐ │1 │担当地域│ │* └─┬──┘ ┌─┴─┐* 1┌───┐1 *│ │ 受注 ├───┤営業員├───┘ └─┬─┘ └───┘ │1 │* ┌───┐1 *┌─┴──┐ │ 教材 ├──┤受注明細│ └───┘ └────┘ エ ┌───┐* 1┌────┐1 │地域 ├───┤担当地域├──┐* └─┬─┘ └────┘┌─┴──┐ │1 │ 顧客 │ │* └─┬──┘ ┌─┴─┐* 1┌───┐1 *│ │ 受注 ├───┤営業員├───┘ └─┬─┘ └───┘ │1 │* ┌───┐1 *┌─┴──┐ │ 教材 ├──┤受注明細│ └───┘ └────┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ メールマガジンがずれて見える方は、 http://www.mag2.com/faq/mua.htm を参考にしてください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 合格を勝取るにはコレ!! 絶対に読んでおくべきです。 ▽ http://www.mag2.com/m/0000120201.htm 『 解説 』 今回は、データベースのER図についての問題です。 データベースのテーブルを設計するために、お客さんにヒアリングを行ない エンティティ間の関連などを明確にしてモデリングを行なう、トップダウン アプローチです。 出題は、テクニカルエンジニア(データベース)ですが、 全ての科目の午前で出題されるような問題ですね。 覚えておくべきところは、ER図の表記方法です。 よくあるのが、矢印で表記を行なう以下のものです。 > ┌―┐ ┌―┐ > A と B が,1対1の対応関係のときは│ A├―┤ B│, > └―┘ └―┘ > ┌―┐ ┌―┐ >1対多の対応関係のときは│ A├─→│ B│, > └―┘ └―┘ 今回の出題の表記法は > ┌―┐1 1┌―┐ > A と B が,1対1の対応関係のときは│ A├――┤ B│, > └―┘ └―┘ > ┌―┐1 *┌―┐ >1対多の対応関係のときは│ A├─―┤ B│, > └―┘ └―┘ ですね。 どちらの方でも、読み書き出来るようにしておきましょう 解法の方法は、文章を、個別に、この図に当てはめれば、 答えが導き出されます。 では、早速、問題を見てみましょう。 >[業務ルール] > この会社は語学教材を販売している。教材は教科書,辞書など,多品種にわた >る。営業員は複数の担当地域が定められており,担当地域の顧客から受注を得る。 >一つの地域を複数の営業員が担当する。 まず、この問題文から気になる個所を抜き出します。 >営業員は複数の担当地域が定められており,。。。一つの地域を複数の営業員が >担当する。 とあります。つまり営業員と地域は「多対多」の関係にあると、この文章から わかります。 例を出して、説明してみます。 まず、営業員から見ると 三沢さんは、神奈川、東京を担当しています。 川田さんは、東京、埼玉を担当しています。 地域から見ると 東京は、三沢さんと川田さんに担当されています。 これが、「営業員」「地域」が「多対多」の関係です。 「多対多」を実現するには、連関エンティティを使う必要があります。 連関エンティティの名前は、「担当地域」にしましょう。 すると、 ┌───┐1 *┌────┐* 1┌───┐ │営業員├───┤担当地域├───┤地域 │ └───┘ └────┘ └───┘ テーブルを設計するとすると 地域 (地域コード、地域名) 主キー:地域コード 営業員(営業員コード、営業員名) 主キー:営業員コード 担当地域(営業員コード、地域コード) 主キー:営業員コード、地域コード こんな感じですね。 もし、営業員は複数の担当地域が定められており,。。。一つの地域には、 担当者が独りです。という問題文だったら。 営業員から見ると 三沢さんは、神奈川、埼玉を担当しています。 川田さんは、東京を担当しています。 地域から見ると 東京は、川田さんに担当されています。 これが、「営業員」「地域」が「1対多」の関係です。 ┌───┐1 *┌──┐ │営業員├───┤地域│ └───┘ └──┘ テーブルを設計するとすると 地域 (地域コード、地域名、営業員コード) 主キー:地域コード 外部キー:営業員コード 営業員(営業員コード、営業員名) 主キー:営業員コード こんな感じですね。 どうですか? ヒアリングで、お客さんから聞き取ったわずかな違いでこんなにもER図、 テーブル構造が変わってしまうんですね。 では、解答を捜して見てみます。 「営業員」「地域」は「多対多」の関係です。 ER図は、以下の様にならないといけないので。。。 ┌───┐1 *┌────┐* 1┌───┐ │営業員├───┤担当地域├───┤地域 │ └───┘ └────┘ └───┘ この形を満たしているのは、唯一「 ウ 」だけですね。 ●連関エンティティがわからなかった人へ お薦め書籍内の「はじめて、ER図の勉強をする人向け」 で紹介している書籍を読む事をお薦めします。 ▽ http://jstudy.fc2web.com/hon.html 合格を勝取るにはコレ!! 絶対に読んでおくべきです。 ▽ http://www.mag2.com/m/0000120201.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『編集後記』 秋の試験も終了して、1月程立ちますね。 今は、来年の春季試験に向けて、じっくりと地力をつけるのに最適な期間だと 思います。 午前の問題は、ある程度、暗記をしてしまえば、合格レベルまで持っていく ことは簡単だと思います。 苦手問題を繰返しこなせば、解き方を暗記することはそんなに難しいこと ではないでしょう。 でも、午後問題は、一朝一夕には行かないと思います。 経験上、午後問題は、午前問題で問われている内容をいくつか組合わせて理解 しづらくし、穴埋め形式にして出題している形式が多いと感じています。 これを突破するためには、午前問題のあいまいな所を無くし、自由に組合わせて 使用できるレベルまで習得することが大事なのだと思います。 これは、仕事のレベルまで使えることを意味していますね。 自分の武器(知識)を実践(現場)で自由に使えることを意味していますね。 無理せず焦らず、楽しみながらじっくりと、地力を養っていきましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から) 』 作者 :メガフラ(megafriday@yahoo.co.jp) HP :http://jstudy.fc2web.com/ 発行周期:隔週 以下のスタンドより、発行させて頂いています。 配信登録、配信中止も以下のアドレスよりお願いします。 まぐまぐ :http://www.mag2.com/m/0000120201.htm めろんぱん :http://www.melonpan.net/mag.php?005485 メル天 :http://melten.com/m/16380.html カプライト :http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/8670.html E-MAGAZINE :http://www.emaga.com/info/megafri.html Macky! :http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=megafriday melma! :http://www.melma.com/mag/20/m00102220/index_bn.html ---------------------------------------------------------------------- <免責事項>掲載されているいかなる情報により損害を被っても、 当方では責任を負いませんことをご了承ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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