プログラミング モジュール
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読者の情報処理試験合格(シスアドから高度まで)を目指しています。
作者は、アプリケーションの開発を行なっているエンジニアです。
情報処理試験の知識(理論)を、日々の業務(実践)にどう生かしていくか、その辺りの事を意識
して、発行していきます。

プログラミング モジュール


                                               
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        ★★ 『情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)』 ★★
                           2005/05/08 第49号
        知識の習得は、本当に楽しいものです。
        それぞれの目標に向かって、一歩ずつ踏出して行きましょう。
     
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        まぐまぐ:1341 めろんぱん:157 メル天:90 カプライト:103
        E-Magazine:119 Macky!:31 melma:45     総発部数:1886
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       『基本情報技術者 午前平成15年春問50』
     
      あるプログラム言語の解説書の中に次の記述がある。この記述中の "良いプロ
     グラム" がもっている特徴として,適切なものはどれか。
     
      このプログラム言語では,関数を呼び出すときに引数を保持するためにスタッ
     クが使用される。引数で受け渡すデータを,多くの関数から参照できる共通域に
     移せば,スタックの使用量を減らすことができるが,"良いプログラム"からは外
     れることもある。
     
     
      ア 実行するときのメモリの使用量が,一定以下に必ず収まる。
     
      イ 実行速度について,最適化が行われている。
     
      ウ プログラムの一部を変更しても,残りの部分への影響が少ない。
     
      エ プログラムのステップ数が少なく,分かりやすい。


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      メールマガジンがずれて見える方は、
       http://www.mag2.com/faq/mua.htm を参考にしてください。
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合格を勝取るにはコレ!! 絶対に読んでおくべきです。

▽ http://www.mag2.com/m/0000120201.htm


     
    『解説』
    
      今回の問題は、プログラミングついての問題です。
      内容的には、モジュール分割に関する内容ですね。
    
      プログラムをより小さな単位で分けたものをモジュールといいます。
      プログラムを作る時には、実現したい機能をより細かく分け、それぞれの
      機能をモジュール単位で実現していきます。
    
      なぜこのような形を取るのでしょうか?
    
      機能を細切れにして、部品化して置くことにより、同じような処理を行う
      必要が発生した時に、その仕事を該当するモジュールに依頼することで、
      処理を実現することが出来るからです。
      
      部品の再利用のためですね。
    
      このために、同じ処理を何度も書く必要が無くなります。
      ただ、プログラマは該当するモジュールを呼び出す為の、入口と出口を明確
      にしておく必要があります。
    
      呼出元のモジュールから見て、呼出先の入口に該当するのは、呼出先のモジュ
      ール名と引数ですね。
      コレをJavaでは、シグニチャと言います。
      
      呼出元のモジュールから見て、呼出先の出口に該当するのは、呼出先の戻り値
      です。
    
      この2点を明確にしておくことにより、プログラマは部品となるモジュールを
      呼び出す事が出来ます。
      
      ここで、一般的に良いとされるプログラムを説明します。
      モジュールの強度が強いこと。
      モジュール間の結合度が弱いこと。
    
      この2点が条件となります。
      
      モジュールの強度を上げるためには、モジュール内の機能をより少なくして、
      独立性を高めることです。
      
      モジュール間の結合度を弱くするには、モジュール間のやり取り(引数など)を
      より少なくして、関連を弱くすることです。
    
      では、今回の問題に当てはめて、考えて見ましょう。
    
      「引数で受け渡すデータを,多くの関数から参照できる共通域に移せば,スタック
      の使用量を減らすことができるが,"良いプログラム"からは外れることもある。」
      と謳っていますね
    
      これは、モジュール間のやり取りを、引数で出来ているものを、わざわざ共通域
      で保持することを言っています。
      
      やり取りのデータを共通域にもって行くことにより、この領域は全てのモジュールから
      参照することが可能となってしまいます。
      明らかに、結合度を強めてしまい、悪いモジュールへと変わっていきますね。
      
      モジュールの結合度を強めることは、悪い箇所、間違った箇所を特定する時に、
      切り分けを困難にしてしまいます。
      また、悪い箇所を修正した時にも、修正した影響がより多くのモジュールに、関連して
      しまいます。
      
      このような、良くない設計をさせないために、Javaではカプセル化という考え方が
      あります。
    
      自分のクラス内のフィールドには直接アクセスさせない。
      Publicなアクセサメソッドのみアクセスを許可するというやつですね。
      これは、クラス間(モジュール間)の結合度を弱めています。
      
      引数で宣言された変数(Javaでいうローカル変数)は、スタック領域に保持されます。
      これはこの関数(メソッド)がメモリに展開されている間(メソッドが使用されている時)
      のみメモリ上に保持しておけば用は足ります。
      つまり使わない時には、メモリを開放することが出来ます。
      
      しかし、共通変数(Javaでいうスタティック変数)はヒープ領域に保持され、
      いつどこからでも呼ばれる可能性があるので、プログラムを終了するまでメモリを開放する
      ことは出来ません。
      
      このため、引数でのメモリ領域の使用は、共通領域でのメモリ使用に比べ、効率的に
      使用することが出来ます。
    
      よって、解答は
      
      「ア 実行するときのメモリの使用量が,一定以下に必ず収まる。」
    
      となります。


     
     
      今日の解説、理解できて納得ならば、クリックをお願いします。
      ▽ http://ranking.with2.net/link.cgi?33705
     
     



合格を勝取るにはコレ!! 絶対に読んでおくべきです。

▽ http://www.mag2.com/m/0000120201.htm


     
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    『 編集後記 』
    
      ご存知の方もおられると思いますが、メガフラはフリーのSEです。
      大学を卒業して、独立系ソフトウェア会社に就職しました。
      
      その後、28歳で、フリーになりました。(現在は35歳です。)
    
      就職先が独立系のソフト会社だったので、新入社員の頃からお客さんの所で、
      作業をする事が多かったですね。
      
      それも、独りで常駐している事も多く、特に自分の会社という意識は薄かった
      ですね。
      
      そういう事もあり、稼ぎの大半を会社に持って行かれるのも腹立たしかったので、
      フリーに転身したのでした。
      
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    『 お願い 』
    
      ぜひ、情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)を、秋期試験の受験を
      考えている知合いの方に、御紹介してください。
    
      このメールマガジン自身も、千里の道を一歩ずつ、着実に歩んでいきます。
    
    
     「情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)」
      まぐまぐ  :http://www.mag2.com/m/0000120201.htm
      めろんぱん :http://www.melonpan.net/mag.php?005485
      メルマガ天国:http://melten.com/m/16380.html
      カプライト :http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/8670.html
      E-MAGAZINE :http://www.emaga.com/info/megafri.html
      Macky!   :http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=megafriday
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      『 情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から) 』
    
      作者  :メガフラ(megafriday@yahoo.co.jp)
      HP  :http://jstudy.fc2web.com/
      発行周期:隔週
    
     以下のスタンドより、発行させて頂いています。
     配信登録、配信中止も以下のアドレスよりお願いします。
    
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          当方では責任を負いませんことをご了承ください。
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    『秋季試験対策 参考書・問題集』
    
     基本は、無理せず焦らずコツコツと。
     早めに午後試験に目を通し、傾向と対策を練っておくと、より良いですよ。
    
    
         システムアナリスト試験
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         プロジェクトマネージャー試験
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         アプリケーションエンジニア試験
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         テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験
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         情報セキュリティアドミニストレータ試験
        ▽ http://jstudy.fc2web.com/book/book_fall_ss.html
    
         上級システムアドミニストレータ試験
        ▽ http://jstudy.fc2web.com/book/book_fall_JyokyuSysAdo.html
    
         ソフトウェア開発技術者試験
        ▽ http://jstudy.fc2web.com/book/book_sofukai.html
    
         基本情報技術者試験
        ▽ http://jstudy.fc2web.com/book/book_fall_fe.html
    
         初級システムアドミニストレータ試験
        ▽ http://jstudy.fc2web.com/book/book_fall_SyokyuSysAdo.html
     





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