読者の情報処理試験合格(シスアドから高度まで)を目指しています。 作者は、アプリケーションの開発を行なっているエンジニアです。 情報処理試験の知識(理論)を、日々の業務(実践)にどう生かしていくか、その辺りの事を意識 して、発行していきます。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★★ 『情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)』 ★★ 2006/12/13 第91号 知識の習得は、本当に楽しいものです。 それぞれの目標に向かって、一歩ずつ踏出して行きましょう。 ---------------------------------------------------------------------- まぐまぐ:2293 めろんぱん:134 メル天:107 カプライト:118 E-Magazine:176 melma:80 YAHOO:12 総発部数:2920 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『テクニカルエンジニア(データベース) 午前平成17年問38』 A 社では,社員教育の一環として全社員を対象に英会話研修を行っていたが, 本年度(2005 年度)からは,4 月時点で入社 3 年を経過しているのにもかかわら ず初級システムアドミニストレータ(初級シスアド)試験に合格していない技術職種 の社員に対して,英会話の代わりに初級シスアド研修を受講させることにした。 本年度の英会話研修を受講させる社員の一覧を出力するための SQL 文はどれか。 なお,A 社では,社員はすべて 4 月 1 日入社であり,事業年度の始まりは 4 月 1 日 である。また,ここで使用するデータベースには,2005 年 4 月 1 日 時点でのデータが格納されているものとする。 ア SELECT 社員 FROM 社員テーブル WHERE (入社年度 <= (2005 - 3) AND 職種 = '技術') AND 初級シスアド合格 = 'No' イ SELECT 社員 FROM 社員テーブル WHERE (入社年度 <= (2005 - 3) AND 職種 = '技術') OR 初級シスアド合格 = 'Yes' ウ SELECT 社員 FROM 社員テーブル WHERE NOT (入社年度 <= (2005 - 3) AND 職種 = '技術') AND 初級シスアド合格 = 'No' エ SELECT 社員 FROM 社員テーブル WHERE NOT (入社年度 <= (2005 - 3) AND 職種 = '技術') OR 初級シスアド合格 = 'Yes' ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ メールマガジンがずれて見える方は、 http://www.mag2.com/faq/mua.htm を参考にしてください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 合格を勝取るにはコレ!! 絶対に読んでおくべきです。 ▽ http://www.mag2.com/m/0000120201.htm 『解説』 今回は、SQLです。 出題は、テクニカルエンジニア(データベース)ですが、ソフトウェア開発技術者では 必須ですね。 その他は、少し難易度が高いので出題されないと思いますが、とりあえず目は、 通しておきましょう。 要点としては、問題文をきちんと把握する事です。 これは、午後試験突破には、絶対に必要なスキルです。 では、注意しながら問題文をみていきましょう。 >1 A 社では,社員教育の一環として全社員を対象に英会話研修を行っていたが, >2 本年度(2005 年度)からは,4 月時点で入社 3 年を経過しているのにもかかわら >3 ず初級システムアドミニストレータ(初級シスアド)試験に合格していない技術職種 >4 の社員に対して,英会話の代わりに初級シスアド研修を受講させることにした。 >5 本年度の英会話研修を受講させる社員の一覧を出力するための SQL 文はどれか。 >6 なお,A 社では,社員はすべて 4 月 1 日入社であり,事業年度の始まりは >7 4 月 1 日 である。また,ここで使用するデータベースには,2005 年 4 月 1 日 >8 時点でのデータが格納されているものとする。 重要な箇所をピックアップします。 まず、 2行目から「入社 3 年を経過しているのにもかかわらず。。。」 次に、 3行目から「初級シスアドに合格していない。。。」 そして、3行目から「技術職種の社員」 これらの対象となる社員は、「英会話の代わりに初級シスアド研修を受講させる」 という事ですね。 また、7行目から「データベースには,2005 年 4 月 1 日時点のデータが格納」と あります。 つまり「入社3年経過」は「2002年入社以前」という事が読取れます。 但し、もうひとつ注意したいのが、5行目「本年度の英会話研修を受講させる社員の 一覧を出力するための SQL 文」とあります。 出力したいデータは、英会話研修受講の社員の一覧ですね。 でも、ここではあえて、初級シスアド研修の対象社員を出力する為のSQL文から 考えてみます。 「入社3年経過」 ⇒ 「2002年入社以前」 ⇒ 「入社年度 <= (2005 - 3)」 「初級シスアドに合格していない」 ⇒ 「初級シスアド合格 = 'No'」 「技術職種の社員」 ⇒ 「職種 = '技術'」 上記3つの条件を全て満たす必要があるので、全てを「AND(かつ)」で結びます。 すると、該当する選択肢が、ありますね。 > ア SELECT 社員 FROM 社員テーブル > WHERE (入社年度 <= (2005 - 3) AND 職種 = '技術') > AND 初級シスアド合格 = 'No' このSQL文が、初級シスアド研修の対象社員を出力する為のSQL文です。 ということは、題意である「英会話研修受講の社員」は、上記SQL文で検索されない 社員が、対象である事がわかります。 式で書くと、以下のものです。 英会話研修対象の社員 = 全社員 − 初級シスアド研修対象の社員 これは、差集合なので「NOT IN」、「NOT EXISTS」で記述できます。 ところが、選択肢には「NOT IN」、「NOT EXISTS」は存在していません。 選択肢を見ると、WHERE句に、NOTで記述されている選択肢があるのが分かります。 つまり、「初級シスアド研修対象の社員以外」という書き方で、「英会話研修対象の社員」 を検索している事が、想像できます。(ここが重要なポイント) では、「ア」のSQL文を否定する事により「英会話研修対象の社員」を検索する SQL文を書きましょう。 WHERE句の中に、記述されている条件式を、否定(NOT)します。 WHERE NOT ( (入社年度 <= (2005 - 3) AND 職種 = '技術') AND 初級シスアド合格 = 'No' ) これで、「英会話研修対象の社員」を検索できるSQL文となりました。 しかし、この書き方と同じ選択肢は存在していませんね。 そこで、もうひとひねりします。 ド・モルガンの法則を使います。 (公式)NOT(A AND B) = NOT(A) OR NOT(B) これは、確か、高校時代の代数幾何で、習ったと思います。 ド・モルガンの法則より NOT ( (入社年度 <= (2005 - 3) AND 職種 = '技術') AND 初級シスアド合格 = 'No' ) ↓ NOT ( (入社年度 <= (2005 - 3) AND 職種 = '技術')) OR NOT (初級シスアド合格 = 'No' ) となりますね ここで、選択肢を探しますが、まだ見つかりません。 もう、ひとひねり必要ですね。 NOT (初級シスアド合格 = 'No' )を書き換えます。 「初級シスアド不合格の否定(NOT)」なので、「初級シスアド合格」という意味ですね。 「NOT (初級シスアド合格 = 'No' )」 = 「初級シスアド合格 = 'Yes'」 二重否定は、肯定という事です。 よって条件式は NOT (入社年度 <= (2005 - 3) AND 職種 = '技術') OR 初級シスアド合格 = 'Yes' となりました。 これと合致する、選択肢は、「エ」となりますね。 > エ SELECT 社員 FROM 社員テーブル > WHERE NOT (入社年度 <= (2005 - 3) AND 職種 = '技術') > OR 初級シスアド合格 = 'Yes' これが正解となります。 今日の解説、理解できて納得ならば、クリックをお願いします。 ▽ http://ranking.with2.net/link.cgi?33705 合格を勝取るにはコレ!! 絶対に読んでおくべきです。 ▽ http://www.mag2.com/m/0000120201.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 ER図を、正確に読めるように、書けるようになりたい 』 メガフラが、一番最初に、ER図の勉強に使用した良書をご紹介します。 著者である林衛さんが、今年新たに書き直されたようです。 本屋で見つけて、懐かしくて、しばらく立ち読みをしてしまいました。(笑) ER図の読み方、書き方に絞ってあるので、正確に情報を読み取れるようになりたい、 書き込めるようになりたいと考えている方にお薦めです。 ERモデルによるデータベース設計技法―モデルベース開発のための必修技術 ▽ http://tinyurl.com/8ba5e 『 お願い 』 ぜひ、情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)を、春期試験の受験を 考えている知合いの方に、御紹介してください。 このメールマガジン自身も、千里の道を一歩ずつ、着実に歩んでいきます。 「情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から)」 まぐまぐ :http://www.mag2.com/m/0000120201.htm めろんぱん :http://www.melonpan.net/mag.php?005485 メル天 :http://melten.com/m/16380.html カプライト :http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/8670.html E-MAGAZINE :http://www.emaga.com/info/megafri.html melma! :http://www.melma.com/backnumber_102220/ YAHOO :http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/1793/p/1/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 情報処理試験のお勉強(千里の道も一歩から) 』 発行者 :メガフラ HP :http://jstudy.fc2web.com/ 発行周期:隔週 以下のスタンドより、発行させて頂いています。 配信登録、配信中止も以下のアドレスよりお願いします。 まぐまぐ :http://www.mag2.com/m/0000120201.htm めろんぱん :http://www.melonpan.net/mag.php?005485 メル天 :http://melten.com/m/16380.html カプライト :http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/8670.html E-MAGAZINE :http://www.emaga.com/info/megafri.html melma! 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